遠藤水城(えんどう みずき)
インディペンデント・キュレーター。1975年札幌生まれ。2004年九州大学博士後期課程満期退学。art space tetra(2004/福岡)、Future Prospects Art Space(2005/マニラ)、遊戯室(2007/水戸)などのアートスペースの設立に携わる。2004~2005年、日本財団APIフェローとしてフィリピンおよびインドネシアに滞在。2005年若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」受賞。「Singapore Biennale 2006」ネットワーキング・キュレーター。2007年、Asian Cultural Councilフェローとして米国に滞在。同年より2010年までARCUS Projectディレクターを務める。他に、「福岡アジア美術トリエンナーレ 2009」協力キュレーター、「ヨコハマ国際映像祭2009」キュレーター、「曽根裕展:Perfect Moment」ゲストキュレーター。共訳書にジェイムズ・クリフォード『ルーツ─20世紀後期の旅と翻訳』(2002年/月曜社)、インタヴュー集に『アメリカまで』(2009年/とんつーレコード)、編著書に『曽根裕:Perfect Moment』(2011年/月曜社)がある。
徳山由香(とくやま ゆか)
大阪生まれ。早稲田大学文学研究科美術史専攻修士課程修了。国立国際美術館などでの勤務と並行してオルタナティヴ・アートシーンのリサーチ・プロジェクト 「art plan─美術(計画)地図─」(2003~2005)などを手がける。2005年より文化庁在外研修にてフランスへ渡り、2006~07年キュレトリアル・トレーニング・ プログラム、エコール・デュ・マガザン(フランス、グルノーブル)に参加、共編 Harald Szeemann: Individual Methodology(JRP|Ringier, Zurich, 2008)出版、リヨンビエンナーレでのキュレーター達へのインタヴューヴィデオ「Everybody Wants to Rule the World」制作。2010年、フランス社会科学研究高等院にて修士論文「日本におけるキュレーションのコンテクストと現状」提出。イギリス、オックスフォード在住。http://www.log-osaka.jp/movement/artplan/index.html
鷲田めるろ(わしだ めるろ)
金沢21世紀美術館キュレーター。1973年京都市生まれ。1999年より金沢21世紀美術館建設事務局アシスタント・キュレーターとして美術館の立ち上げに関わる。2004年の開館にあたっては「レアンドロのプール」などコミッションワークを中心に担当。開館後は、「妹島和世+西沢立衛/SANAA」(2005)、アトリエ・ワン「いきいきプロジェクトin金沢」(2007)、「金沢アートプラットホーム2008」、「イェッペ・ハイン 360°」(2011)などをキュレーションした。2007年よりCAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawaボードメンバー、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴメンバー。2009年、ゲント現代美術館との交流事業で半年間ベルギーに滞在し、「Coming People 2009: Forwarding Backyards」を共同キュレーション。2010年、artscape企画ダイアローグ・ツアー監修、金沢クリエイティブ・ツーリズム実行委員。
甲斐賢治(かい けんじ)
せんだいメディアテーク主幹/企画・活動支援室室長。大阪生まれ。おもに地方行政の文化施策に従事、企画、運営に携わるとともに、アートやメディアにまつわる複数のNPOに所属し、社会活動としてのアートに取り組む。2010年春より現職。
*3.11以降の状況報告はTwitterにて。@kai_sendai
後々田寿徳(ごごた ひさのり)
梅香堂主。1962年福井市生まれ。名古屋芸術大学非常勤講師。法政大学大学院修了(社会学)。福井県立美術館、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]学芸員、某大学学芸員課程専任講師などを経て、2009年より梅香堂を運営。おもな担当プロジェクト=「日本のポップ ─1960年代」(福井県立美術館、1992)、「世紀末マシーン・サーカス(SRL日本公演)」(ICC、1999)、「E.A.T. ─芸術と技術の実験」(ICC、2003)ほか。おもな論文=「多田寺木造十一面観音菩薩立像について」(福井県立若狭歴史民俗資料館紀要2、 1988)、「大阪博物場─〈楽園〉の盛衰」(2009)ほか。
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